PD-F65P-LM は、企業オフィス、行政機関、医療機関、金融機関などで求められる高い処理能力とセキュリティ性に対応する、高機能業務用クロスカットシュレッダー向けモデルと想定されます。

• 大量文書を一気に処理可能なハイパワー構造

• 機密書類や個人情報を安全に破棄するための高セキュリティ設計

• 日常的な使用にも耐える耐久性とメンテナンス性

を兼ね備えた、“部署共有”や“オフィスのメインシュレッダー”に適した上位機種のポジションを想定しています。

■ 主な特徴・機能（想定内容）

高セキュリティ — クロスカット細断方式

• クロスカット方式 を採用し、紙を縦横に裁断。断片を小さくすることで、情報の復元を極めて困難に。

• 個人情報、契約書、顧客データ、医療記録、財務書類など、機密性が高い文書の破棄に対応。

• 細断片のサイズ（想定）：約 3〜5 mm × 20〜30 mm 程度。高い安全性を確保。

高負荷対応の大量処理能力

• 本機は「F65P／65枚級」または「大容量処理」を示す“65P”表記から、一度に 50 枚〜65 枚 程度のA4用紙同時細断が可能な高処理能力を想定。

• 強力モーターと強化カッター、耐久ギアを搭載し、厚紙、封筒束、ホチキス留め書類などにも対応可能。

• 連続運転耐性にも配慮し、部署単位での大量書類処理や帳票整理に適した構造。

静音設計と使いやすさ

• 稼働時のノイズ抑制を意識した静音モーター制御と防振構造を採用。オフィス環境での使用に配慮。

• ミドル〜大型ボディながら、省スペースにも配慮した本体設計。オフィスの隅や共用スペースへの設置が可能。

安全機構と操作の簡便性

• 投入口セーフティガード／フラップ — 手指や異物の誤投入防止。

• オートスタート／オートストップ — 用紙投入で自動稼働、完了後は自動停止。簡単な操作でだれでも使用可能。

• オートリバース機能 — 過剰投入や詰まり検知時に自動または手動で逆転し、紙詰まりを除去。

• 過熱保護・過負荷保護 — 長時間運転や過剰負荷時にモーターを保護し、機器の長寿命化。

廃材管理・メンテナンス性

• 細断くずを受ける 大容量ダストボックス を標準装備（想定容量：50〜70 L程度）。大量処理後の廃材管理が効率的。

• 引き出し式／取外し式ボックスとし、ゴミ捨て作業が容易。

• カッター刃は耐久性の高い素材または強化構造を採用し、長期使用に耐える設計。オイル注油や刃の清掃など日々のメンテナンスが可能。

■ 想定される利用シーン

• 法務・総務・経理部門など、大量の機密書類を扱う企業オフィス

• 医療機関・福祉施設など、個人情報を多数扱う部署での文書廃棄

• 金融機関・保険会社など、厳格な情報管理が必要な業種での書類処理

• 教育機関や自治体など、多数の帳票を定期的に廃棄する場所

• 旧ファイル整理、報告書・契約書の廃棄、顧客データの処理など、定期的な文書整理作業

■ 想定される導入メリット

• 機密情報漏洩リスクの大幅低減 — 高精度クロスカットと安全機構で、復元困難な破砕を実現。

• 業務効率の向上 — 多数枚の同時処理、高速破砕により事務作業の時間を節約。

• 運用コストの削減 — 大容量ボックス＋長寿命設計でゴミ捨て頻度やメンテナンス頻度を抑制。

• 使いやすさと安全性 — 自動運転、安全カバー、逆転機能などにより、誰でも安全に操作可能。

• オフィス環境との調和 — 静音・省スペース設計で、オフィスの共有スペースや事務所内でも設置しやすい。

■ 注意点・確認すべき項目

• 紙の種類（厚紙、封筒束、感熱紙、ホチキス留め束など）や枚数、連続投入頻度によっては細断能力にばらつきが生じる可能性あり。実機仕様を事前に確認すること。

• 細断くず（シュレッダーゴミ）は機密情報として扱い、適切な廃棄／処理体制の運用を推奨。

• 長時間の連続処理ではモーター過熱や安全機構作動の可能性があるため、適切な休止時間や使用頻度管理を行うこと。

• カッターの定期メンテナンスおよびオイル注油、刃物点検を実施し、刃物の性能と安全性を維持すること。

■ 総括 — PD-F65P-LM の想定ポジションと価値

PD-F65P-LM は、高い処理能力・高セキュリティ・高耐久性・使いやすさ を兼ね備えた、オフィスや機密文書を多く扱う部署向けの上位シュレッダーとして非常に有望なモデルと評価されます。

大量処理が必要な環境、機密性が重視される現場、部署で共有して使う共用機器としての導入において、コストパフォーマンス、操作性、安全性ともに高いメリットが期待できます。